台風15号で多くの住宅が浸水するなどの被害があった福島県郡山市では、ようやく水が引いた住宅街で、23日朝から泥だらけになった家具などを運び出したり、水を掃きだしたりする作業が続いています。
台風15号の影響で、郡山市では市内を流れる阿武隈川からあふれた水で、住宅街が広い範囲で冠水する被害が出ました。郡山市芳賀の住宅街では水が引いたため、住民たちが泥だらけになった机や畳を外に運び出したり、ブラシや水切りを使って泥水を家の外に掃きだしたりする作業を行っています。作業をしていた住民の一人は「家の中がめちゃくちゃで、何から手をつければいいのか分かりません。親戚に片付けの手伝いに来てもらっていますが、人手がいくらあっても足りないという状況です」と話していました。また、床上1メートルのところまで浸水した郡山市小原田のファッションセンターでも、23日は臨時休業にして、店員たちが泥だらけになった商品の服や靴を袋につめて外に出すなどの作業を行っていました。