世界的なカリスマ経営者として知られたアップルのスティーブ?ジョブズ氏が死去したことを受けて、ジョブズ氏の伝記に予約注文が殺到する一方、ライバル企業も新商品の発表を延期するなど、さまざまな波紋が広がっています。
今月5日にジョブズ氏が死去したことを受け、世界各地で追悼の動きが広がっていますが、ニューヨーク5番街のアップルの販売店の前にも多くの観光客が訪れ、店の前にアップルのロゴにちなんだりんごをささげたり、メッセージを書いた紙を貼り付けたりして、ジョブズ氏の死を悼んでいます。また、インターネット上では、来月発売される予定だったジョブズ氏の伝記への予約注文が殺到し、アメリカや日本の書籍販売のランキングで発売前から1位となっており、出版社では発売日を今月下旬に繰り上げると発表しました。さらに、スマートフォンなどの販売でアップルと激しい競争を繰り広げてきた韓国のサムスン電子は、来週IT企業のグーグルとともに開催する予定だった新型スマートフォンの発表会を延期すると発表しました。これについて、サムスンでは「全世界がジョブズ氏の死去を惜しんでいるなかで、新商品を発表するのは適切ではない」と説明しており、ジョブズ氏の死はライバル企業の動きにも影響を与えています。