東日本大震災からの復興を祈って、岩手県釜石市でマラソン大会が開かれ、幼児から一般までおよそ600人が健脚を競いました。
毎年恒例のこの大会は、ことしは東日本大震災からの復興を祈って実施され、2歳から83歳までの574人が参加しました。開会式では、震災で亡くなった人たちに黙とうがささげられたあと、釜石市立甲子小学校6年生の川村直樹さんが「大震災の悲しみを乗り越え、絆を大切にして最後まで走りぬくことを誓います」と元気よく宣誓しました。このあと、参加者たちは距離別に順にスタートし、このうち幼児の部では400メートルのコースを仮装をした子供たちが元気いっぱいに走りました。3.2キロの部に参加した最高齢の83歳の川村金次郎さんは「きょうはあまり調子が出ませんでしたが、何とか完走できました。これを励みに復興に向けて頑張っていきたいです」と話していました。