セブン―イレブン・ジャパンは22日、札幌市手稲区で移動販売サービス「セブンあんしんお届け便」を始めた。過疎化で商店が減ったり、高齢化が進んだりした地域でも手軽に買い物ができるよう進めている事業で、政令指定都市での実施は全国で初めて。
移動販売は、札幌市北西部の手稲区前田エリアで月曜から金曜まで毎日行う。周辺では郊外型の大規模店が増えたが、歩いて通える中小規模の小売店は減った。
車を手放した高齢者から不便だとの声が上がっていた。軽トラックを改造した移動店舗で弁当や総菜、洗剤といった生活雑貨など約150品を取り扱う。
セブン―イレブン・ジャパンは現在、8道県で計12台の移動店舗を展開、2012年度中に全国で50台以上の稼働を目指す。