米国立公園局が桜の開花宣言をした18日、ワシントン市内の花見の名所、ポトマック川沿いのタイダル・ベイスン周辺は多くの花見客で賑わった。
今年は東京市(当時)から桜の苗木約3000本が送られて100年。20日からは毎年恒例の「全米桜祭り」が開かれるが、節目の年であることから、4月27日までの約5週間にわたって開催。日米友好の歴史を振り返るとともに、東日本大震災から立ち上がる日本の活力をアピールする。
期間中、東京電力福島第一原子力発電所事故で計画的避難区域に指定された福島県川俣町の山木屋地区から若者中心の太鼓クラブが公演する。また、東北大ジャズオーケストラによる公演もあり、米国からの支援への感謝とともに、復興への決意を示す。
メリーランド州ローレル市から夫婦で花見に来た会社員、ノーマン・ストーンさん(60)は「今年が贈られて100年というのも知っていた。日本の復活を祈っている」と話した。