インターネット調査会社のマクロミルは、2012年に成人式を迎える500人を対象に実施した調査の結果を発表した。
それによると、将来就きたい職業の首位は「公務員」で、中でも地方公務員と教員の人気が高い。
今後働き始める新成人に希望の職業を尋ねたところ、 「公務員」が19.4%と最も多く、次いで「技術系の会社員」(14.9%)、「サービス系の会社員」(6.2%)、「事務系の会社員」(5.8%)と続いた。
なお、28.7%が「就きたい仕事がわからない」と答えている。
日本の未来ついては、「明るいと思う」という新成人はわずか20.2%で、「暗いと思う」が79.8%を占めた。「明るいと思う」と答えた人からは、「震災から復興できると思うから」という意見が多く見受けられた。
一方、「暗いと思う」との回答者からは「政治家が期待できない」「経済が停滞している」「震災復興が遅れている」といった理由が挙げられた。
自分たちの世代が日本を変えていきたいかとの質問には、76.6%が「そう思う」と答えた。 具体的に日本がどのようにあるべきだと思うか尋ねると、「個人個人が社会貢献する」「国民一人ひとりが年金をしっかり払い、そのための対策を政府がとる」「日本をもっと海外にアピールする」 「国際社会を生き抜くためのずる賢さを身につける」など、さまざまな意見が寄せられた。
また、将来の夢が「ある」と答えた新成人は64.8%で、「今のところない」は23.6%、「分からない」は11.6%だった。
将来の夢がある人に具体的に答えてもらうと、 「医師になって人の役に立つ」「外資企業・海外でキャリアを積む」「会社や業界をリードする技術者になる」など仕事に関することが多かった。
それ以外では「地元福島で暮らす」「幸せな家庭を築く」「良妻賢母になる」といったコメントがあった。