日米の自動車大手が発表した7月の米新車販売台数で、トヨタ自動車とホンダが前月に引き続き前年実績を大幅に下回った。東日本大震災の影響で新車の供給不足が続いているためだ。
トヨタ、ホンダの2けた減は3カ月連続。両社の生産は急回復に向かっているが、輸送時間がかかるため販売店の品ぞろえは限られた状態が続いている。一方、日産自動車は米国での生産比率が高いうえ、主力市場と位置づける米国に優先的に新車を回しているとみられ、2カ月連続でプラスに。この結果、ホンダは1997年3月以来約14年ぶりに日産に抜かれて6位に転落した。