中国初の空母に省の名称が付けられることが明らかになった。
「ワリャーグ」はウクライナの名称であるが、慣例に従うと、中国は改造後に新たに命名することになる。中国が昨年7月に空母所有を正式発表すると、同空母の名称についてさまざまな憶測が飛びかった。中国のネットユーザーは、「施琅」(清朝初期の将軍の名前)、「毛沢東」、「北京」を名称の候補としてあげた。しかし最終的に決定された名称は、同空母の就役後にならなければ正式発表されることはない。
『海軍艦艇命名条例』によると、中国海軍の艦艇の命名の具体的な規則は、「巡洋艦は行政省(区)もしくはその組み合わせにより、駆逐艦・護衛艦は大・中都市により、潜水艦は県により、補給艦は湖により、上陸用艦艇・戦車揚陸艦は山により、掃海艦は州により、歩兵揚陸艦は川により命名される」と定められている。そのため、空母が人名により命名される可能性は低い。
海軍軍事学術研究所の研究員の李傑氏はこのほど北京で、「同空母の名称はすでに確定されており、省により命名される可能性が高い」と表明したが、「北京」ではないと断言した。
海軍装備技術部の鄭明元部長もまた、海軍指導者に対して「黄海」を薦めたところ、同空母の名称は発表されていないが最終決定済みで、かつ海の名前ではないことを明かされたと述べた。
情報によると、中国初の空母の名称はすでに確定しており、改造を行った省の名称により命名されることが明らかになった。