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日语童话故事:阿里巴巴与四十大盗

时间: 2013-06-26    作者: jpmayl    进入日语论坛
核心提示:むかしむかし、ぺルシアに、カシムとアリババという兄弟がおりました。 兄のカシムはお金持ちで、弟のアリババは貧乏(びんぼう)な木こりでした。 ある日、アリババがロバを
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むかしむかし、ぺルシアに、カシムとアリババという兄弟がおりました。

兄のカシムはお金持ちで、弟のアリババは貧乏(びんぼう)な木こりでした。

ある日、アリババがロバを連れて森へ行くと、馬の足音が聞こえてきました。

見ると馬に乗った男たちが、近づいてきます。

(おそろしい顔をしている。きっと、悪い奴らにちがいない)

アリババはロバを連れて、あわてて物かげにかくれました。

そっと数えると、男たちは四十人います。

やがて親方(おやかた)が、岩の前に立って言いました。

「ひらけ、ゴマ!」

すると岩が、スーと開いたのです。

男たちはほら穴の中に入ると、持っていた荷物を置いてまた出てきました。

「とじろ、ゴマ!」

親方がさけぶと、岩はスーと閉じました。

男たちは馬に乗ると、走り去って行きました。

「これはすごい、魔法の呪文で岩が動くんだ」

アリババは、さっそくまねをしてみました。

「ひらけ、ゴマ!」

さっきと同じように、岩がスーと開きました。

洞穴に入ったアリババは、目を見張りました。

「これはすごい!宝の山だ!そうか、ここは盗賊たちの宝のかくし場所なんだ」

アリババは金貨をロバにつむと、急いで家に帰りました。

その夜、アリババはカシムの家に、マスを借りに行きました。

(貧乏人が、何をはかるのだろう?)

そう思ったカシムは、マスのすみっこに、こっそりとのりをぬっておきました。

そしてアリババから返ってきたマスには、のりにくっついた金貨が一枚はりついていたのです。

カシムは、すぐにアリババの家に行きました。

「おい、この金貨をどこで手に入れたんだ!言わないと、役人に言いつけるぞ!」

仕方なくアリババは、宝のありかを教えました。

(これは良い事を聞いた。よし、その宝を一人じめにしてやろう)

カシムはロバを引いて岩山へ出かけて行くと、教えられた通りに、

「ひらけ、ゴマ!」

と、言いました。

スーと開いた岩の中に入って行くと、そこには目がくらみそうなほどの宝が山積みにされています。

「そうだ、岩のとびらを閉じてから、ゆっくりと袋につめ込もう」

カシムが岩の前で、

「とじろ、ゴマ!」

と、言うと、岩はスーと閉じました。

「よしよし、思う存分、宝をつめこむぞ」

カシムは夢中で、宝を袋につめ込みました。

ところが大変な事に、外に出ようと岩の前に立ったのですが、出るためのおまじないを忘れてしまったのです。

「ひらけ、マメ。・・・ひらけ、ムギ。・・・ひらけ、トウモロコシ。・・・ひらけ、カボチャ」

オロオロしているうちに、盗賊たちが戻って来てしまいました。

「こそ泥め、盗賊から泥棒するとは、とんでもないやつだ!」

カシムは怒った盗賊たちに、殺されてしまいました。

 

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