ですが、検索エンジンで「夫」と検索してみると「夫 不満」「夫 嫌い」などの検索ワードが上位に表示されてきます……。このことからも、日頃夫婦関係に悩んでいる人が少なくない事が見て取れます。
昨今離婚率が急上昇しているとは言え、離婚に踏み切る程ではないけれど夫の事がイヤでイヤで仕方が無いと思ってしまう、そんな状態は“夫イヤイヤ期”とでも呼べるかもしれません。
今日は、筆者が2歳児にみられるようなイヤイヤ期同様、ママの夫イヤイヤ期なるものを検証してみたいと思います。
■夫婦の危機「結婚3年目」説は現実?
夫婦の危機は、よく結婚後奇数年数に訪れると言われています。1980年代に大ヒットした歌『3年目の浮気』の歌詞中でも3年目の夫婦の危機と浮気が唄われていますね。
それは、熱烈な恋愛期間が終わり、魅力だと思っていた自分との性格や価値観の違いが単なる“ウザさ”と感じられてくるからなんだとか……。
こうなってくるともう、夫の一挙一動にイライラしてしまい、自分と主張の違う夫にいちいち反発したくなってきてしまいます。しまいには「帰ってきて欲しくない」「亭主元気で留守でいて」状態になってしまう妻もいるでしょう。
■子供のイヤイヤ期はママのイヤイヤ期?
熱愛期間が過ぎ、目が覚めて自分の意見を主張したくなる時期……なんて、どこかで聞いた事あると思いませんか?
そう、2~3歳の時期にみられる子供のイヤイヤ期ですね。
子供のイヤイヤ期は、きちんと自分をママとは別の個性として認識し始め、自分がやりたい事を主張する、アイデンティティ形成に必要な大事な訓練の時期。
妻が夫を嫌いになって夫の一挙一動にイライラし反発したくなるのも、ちょうど子供が2~3歳の魔のイヤイヤ期に手を焼いて大変な時に、ママも「ママとしてがんばっている私の意見や、やり方をもっと認めて欲しい!」という深層心理の表れかもしれません。
■夫婦の危機を乗り越えるためのコツ
そして、ひとたび自分がそんな夫イヤイヤ期に入っているなと感じたら、私も「ママとなって少し成長したやり方、スタイルを通したい」と思っているんだな、とまずは客観的に自分を見つめてみてはいかがでしょうか?
なぜ今自分はイライラしてるのかだけを考え、無理に「良い奥さんでいないと」「ラブラブでいないと」と自分をステキなママ像の枠の中で自分にプレッシャーをかけない事が大切です。
客観的にイライラしてしまったポイントを分析し、そして素直に夫に伝えてみると案外スッキリし、変に意固地にならずにすむはずです。
必要以上に溜め込んで夫婦関係を諦めると、もうその時は修復不可能になってしまうので、あまり溜め込まずそのイライラや怒りを出来るだけ感情的にならずに夫にぶつけて、早めに解消するのが夫婦の危機を乗り越えるためのコツなのかもしれません。
いかがでしたか?
子供のイヤイヤ期にあてはめるなら、それは2~3歳の子供の成長にとって必要な時期と言え、またある一定の期間に限ったものです。
ママの夫イヤイヤ期もママとしてより成長するために必要な一定時間と捉えて、ポジティブなマインドで解決してみてくださいね!