中国初の自然保護区は、1956年に画定した広東省肇慶市鼎湖山自然保護区である。2000年8月に設立された三江源自然保護区は面積が最大で(総面積36.6万平方km)、海抜も最高(平均海抜4000メートル余)、生物多様性も最も集中している自然保護区である。この保護区は青海チベット高原の後背地にあり、長江、黄河、瀾滄江の源の地区に位置している。自然保護区が最も多い省は広東省で270ヵ所あり、管理保護された面積は123.15万ヘクタールある。
2013年までに、四川省の臥竜と九寨溝、吉林省の長白山、広東省の鼎湖山、雲南省の高黎貢山など32ヵ所の自然保護区は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)から『世界生物圏保護区』に指定されている。