水環境改善の面で『計画』は、都市集中式飲用水の水源保護区の許可作業を全面的に完成し、水源保護区内の不法建設プロジェクトと廃棄物排出場所を取り締まること、各重点流域の優先管理部分を明確にし、エリア別に管理を実施すること、重点海域で生物、赤潮、ガソリン漏洩モニタリングなどプロジェクトを増やし、海上のガソリン漏洩事故の応急対策を強化すること、地下水の汚染状況に対する調査と評価を展開し、地下水汚染対策エリア、防止管理エリアと一般保護区の画定をすることをあげている。
土壌環境保護の面で『計画』は、大、中都市周辺、汚染が深刻な工業鉱産物企業、集中した汚染対策施設の周辺、重金属汚染防止重点エリア、飲用水水源地の周辺など典型的な汚染場所と、汚染された農地を重点に汚染場所や土壌汚染対策と修復の試行を行う。
生態保護と監督管理の面で『計画』は、大小興安嶺の森林、長白山の森林など25の国家重点生態機能区の保護と管理を強化すること、資源開発や環境への監督管理を推進し、中部、東部地域の自然生態環境を救うこと、2015年までに陸地自然保護区の面積が国土面積に占める割合を15%にすること、2015年までに90%の国家重点保護種と典型的な生態系が保護されることなどを求めた。
「第12期五ヵ年計画」の環境目標と任務を実施するため、中国は各環境保護プロジェクトに約3.4兆元を投入する計画である。