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8
限げん定てい
状じょう況きょうや条じょう件けんを限かぎりたいとき
★2
１ ～に限かぎり
２ ～に限って
３ ～かぎり（は）
４ ～かぎりでは
★1
５ ただ～のみ
６ ～ならでは
７ ～をおいて
8
１ ～に限かぎり ★2
【～だけは】
①朝10時までにご来らい店てんの方に限り、コーヒーのサービスがあります。
②５月５日（子どもの日）に限り、動どう物ぶつ園えんの入にゅう場じょう料りょうを無
む料りょうといたします。
③当とう院いんでは、インフルエンザの予よ防ぼう接せっ種しゅに限り、土曜日も受うけ
付つけております。
接続 Ｎ＋に限り
▶「～に限り…」の形かたちで、「～だけ特別に…する」と言いたいときに使う。
8
２ ～に限かぎって ★2
【～の場ば合あいだけは】
①いつもは積せっ極きょく的てきに意見を言うあなたが、どうして今日に限って黙だまっ
ているんですか。
②わたしは毎日バスで通つう勤きんしているのだが、この日に限って自転車で家を出た。
すると……。
③急いでいるときに限ってバスがなかなか来ない。
④ハイキングに行こうという日に限って雨が降ふる。わたしはいつも運が悪いなあ。
⑤あの政せい治じ家かに限って不ふ正せいなんかするはずはない。
⑥Ｓ社しゃの製せい品ひんに限ってすぐに壊こわれるなんてことはないだろうと思ってい
たのに……。
接続 Ｎ＋に限って
▶あるものを限げん定ていして取とり上げ、「～だけ特に」と言いたいときに使う。①②のように「～だけは…だ」と事
じ実じつを言うとき、③④のように「特別に～の場合だけ好このましくない状じょう況きょうになって不ふ満まんだ」
と言いたいとき、また⑤⑥のように、信しん頼らいや特別な期き待たいをもって話わ題だいにし、「～だけは好ましく
ないことはしないはずだ」という判はん断だんを言うときに使う。
8
３ ～かぎり（は） ★2
【～の状じょう態たいが続つづく間は】
①体が丈じょう夫ぶなかぎり、思おもいきり社会活かつ動どうをしたい。
②わたしの目が黒いかぎり、お前まえに勝かっ手てなことはさせないぞ。
③人にん間げんが地ち球きゅう上じょうで生きているかぎりは、エネルギーが消しょう費
ひされるのだ。
④「そろそろ会かい議ぎを始めませんか」
「あの部へ屋やでは今、別の会議をやっているから、それが終わらないかぎり使えない
んですよ」
接続 普ふ通つう形けい（現げん在ざい形けいだけ）（ナAな・ナAである／Ｎである）＋か
ぎり（は）
▶「～かぎり…」の形かたちで、「～」の状態が続いている間は「…」の状態が続く、と言いたいときに使う。「～かぎ
り」の前ぜん後ごには時じ間かん的てきに幅はばのある表ひょう現げんが来る。
→３課か７「～かぎり・～かぎりの」
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４ ～かぎりでは ★2
【～の範はん囲いのことに限かぎれば】
①わたしが覚おぼえているかぎりでは、昨さく年ねんは地じ震しんが５回かいあった。
②ちょっと話したかぎりでは、彼かれはいつもとまったく変かわらないように思えた。
③今こん回かいの調ちょう査さのかぎりでは、この問題に関かんする外国の資し料りょう
はあまりないようだ。
接続 Ｖる・Ｖた／Ｎの＋かぎりでは
▶ある判はん断だんをするための情じょう報ほうの範囲を限げん定ていする。見る・聞く・調しらべる、などの言こと葉
ばにつく。
8
５ ただ～のみ ★1 W
【ただ～だけ】
①若わかいころは貧まずしくて、ただ働はたらくのみの毎日だった。
②ただ厳きびしいのみではいい教きょう育いくとはいえない。
③今はもう過か去こを振ふり返かえるな。ただ前ぜん進しんあるのみ。
④この地ち球きゅう上じょうから戦せん争そうをなくすこと。今はただそれのみがわたし
の願ねがいである。
接続 ただ＋Ｎ／普ふ通つう形けい（ナAである／Ｎである）＋のみ
▶「ただ～だけ」と限げん定ていするときの表ひょう現げん。硬かたい書き言こと葉ば。
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６ ～ならでは ★1
【～でなければ不ふ可か能のうな】
①この絵えには子どもならでは表あらわせない無む邪じゃ気きさがある。
②その買い物袋ぶくろ、すてきですね。手て作づくりならではの温あたたかみがあります
ね。
③これはおもしろい発はっ想そうをする山やま本もとさんならではの作さく品ひんだと思
います。
接続 Ｎ＋ならでは
▶「～以外では不可能だ、ただ～だけができる」と感かん心しんするときの言い方。「～ならではの」の「の」は、「見ら
れない・できない」などの動どう詞しの代わりである。
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７ ～をおいて ★1
【～以外に】
①この仕事をやれる人はあなたをおいてほかにいないと思います。
②現げん代だい小しょう説せつを知りたいなら、読むべき本はこの作品をおいてほかにな
い。
③みなさん、彼かれをおいてこの国を任まかせられる人はいません。彼に投とう票ひょう
してください。
接続 Ｎ＋をおいて
▶「～以外にない」と言いたいときに使う。「それと比ひ較かくできるほどのものはほかにない」と高く評ひょう価かする
ときに使うことが多い。
