樹木医とは、文字どおり、病気になった木を治療する樹木のお医者さんです。
人間のお医者さんのような国家資格ではありませんが、「樹木医」と名乗るには財団法人日本緑化センターが主催する資格試験に合格しなければなりません。
樹木医の有資格者は造園業者や地方公共団体の農林・緑化関係職に努めていることが多いですが、市民ボランティアや樹木の愛好家が趣味で資格を取得しているケースもあります。
現在、樹木医を職業として独立・開業している人はいませんが、全国には天然記念物に指定されている巨樹・古木や地域の住民に愛されているシンボルツリー、身近な街路樹などたくさんの樹木があります。
こうした樹木を的確に処置し、後世に残していくには専門知識を持った樹木医の活躍が必要です。