宇宙飛行士とは、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在し、ISSの運用や維持に携わりながら、宇宙開発の一端を担う仕事です。
ロボットアームを使った実験装置の設置や修理、地上とは異なる環境を利用した実験、また宇宙服を着ての船外活動も行います。
地上では、技術者や研究者たちと協力してISSで必要となる資料作成を行ったり、講演活動などを通して国民に宇宙開発の重要性や宇宙飛行士の役割を伝えています。
宇宙飛行士になるには自然科学系の大学を出て3年以上の実務経験を積み、100倍を超える厳しい試験にパスする必要がありますが、その後も何年もかけて多くの訓練を重ね、初めて飛行するまでに10年近くかかることもあります。