(たいか‐の‐かいしん)
大化元年(645)夏、中大兄皇子(のちの天智天皇)を中心に、中臣(藤原)鎌足ら革新的な朝廷豪族が蘇我大臣家を滅ぼして開始した古代政治史上の大改革。孝徳天皇を立て都を難波に移し、翌春、私有地?私有民の廃止、国?郡?里制による地方行政権の朝廷集中、戸籍の作成や耕地の調査による班田収授法の実施、調?庸など税制の統一、の4綱目から成る改新詔を公布、古代東アジア的な中央集権国家成立の出発点となった。しかし、律令国家の形成には、壬申の乱(672年)後の天武?持統朝の改革が必要であった。大化新政。大化革新。