(みなもと-の-よりとも )
(1147-1199) 鎌倉幕府初代将軍。義朝の三男。平治の乱後,伊豆蛭ヶ小島に配流。1180年以仁王(モチヒトオウ)の平氏追討の令旨に応じ挙兵。石橋山に敗れ安房に逃げたが,東国武士の来援を得て関東を制しつつ鎌倉にはいって根拠地とした。同年,平維盛の追討軍を富士川に破る。83年,東国支配を認める宣旨を得,ついで弟の範頼?義経を西上させ,85年壇ノ浦で平氏を討滅し全国を平定。その後,義経追討を口実に全国に守護?地頭を設置,武家政治の基礎を確立。92年征夷大将軍に任ぜられた。