(さんとう‐きょうでん)
江戸後期の戯作者・浮世絵師。本名、岩瀬醒さむる。俗称、京屋伝蔵。住居が江戸城紅葉山
の東方に当るので山東庵、また、京橋に近いので京伝と号した。京山の兄。初め北尾重政に
浮世絵を学び北尾政演まさのぶと号、のち作家となる。作は黄表紙「御存商売物ごぞんじの
しようばいもの」「江戸生艶気樺焼えどうまれうわきのかばやき」「心学早染草」、読本「
桜姫全伝曙草紙」「昔話むかしがたり稲妻表紙」、洒落本「通言総籬つうげんそうまがき」
など。(1761~1816)
作品:『江戸生艶気樺焼』
作品:『大悲千禄本』
作品:『通言総籬』
作品:『傾城買四十八手』