日本最初の勅撰の歴史書。六国史の一つ。「日本紀(にほんぎ)」とも。全三〇巻。養老四年舎人(とねり)親王の主裁のもとに完成、朝廷に献じられた記録がみえるが、その編修過程は未詳。第一・二巻は神代、第三巻以下は神武天皇の代から持統天皇の終わりまでを、年紀をたてて編年体に排列。「古事記」と関係が深く、「古事記」の撰録者である太安万侶(おおのやすまろ)も編集に加わる。「古事記」が一つの正説を定めているのに比べ、諸説を併記するなど史料主義の傾向がある。
日本书纪
日本最初の勅撰の歴史書。六国史の一つ。「日本紀(にほんぎ)」とも。全三〇巻。養老四年舎人(とねり)親王の主裁のもとに完成、朝廷に献じられた記録がみえるが、その編修過程は未詳。第一・二巻は神代、第三巻以下は神武天皇の代から持統天皇の終わりまでを、年紀をたてて編年体に排列。「古事記」と関係が深く、「古事記」の撰録者である太安万侶(おおのやすまろ)も編集に加わる。「古事記」が一つの正説を定めているのに比べ、諸説を併記するなど史料主義の傾向がある。
日本最初の勅撰の歴史書。六国史の一つ。「日本紀(にほんぎ)」とも。全三〇巻。養老四年舎人(とねり)親王の主裁のもとに完成、朝廷に献じられた記録がみえるが、その編修過程は未詳。第一・二巻は神代、第三巻以下は神武天皇の代から持統天皇の終わりまでを、年紀をたてて編年体に排列。「古事記」と関係が深く、「古事記」の撰録者である太安万侶(おおのやすまろ)も編集に加わる。「古事記」が一つの正説を定めているのに比べ、諸説を併記するなど史料主義の傾向がある。