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周刊文春实力出众的原因究竟是什么

时间: 2021-05-31    进入日语论坛
核心提示:大手新聞社と違い、国民の関心を的確に捉えたスクープを出している週刊文春与大型报社不同,《周刊文春》准确地捕捉到了国民关心
(单词翻译:双击或拖选)
大手新聞社と違い、国民の関心を的確に捉えたスクープを出している週刊文春

 

 

与大型报社不同,《周刊文春》准确地捕捉到了国民关心的问题,并推出了独家新闻。

 

 

違いが明確になったのが、元検事長と新聞社側の賭け麻雀問題だと識者は指摘

 

 

有识之士指出,明确的区别在于原检察长和报社方面的赌博麻将问题。

 

 

新聞社側は当時の行動が「ニュース」になると思わなかったのだろうとした

 

 

报社方面可能没有想到当时的行动会成为“新闻”。

 

 

数百人の新聞記者が束になっても、少数精鋭の"文春砲"に完敗する根本原因

 

 

数百名新闻记者即使合力,也完败给少数精锐的“文春炮”的根本原因。

 

 

なぜ週刊文春はスクープを連発できるのか。立命館大学国際関係学部教授の白戸圭一氏は「文春は『なにがニュースになるのか』という感覚が鋭い。大手新聞社と違い、国民の関心を的確に捉えたスクープを出している。両社の違いが明確になったのが、黒川元検事長の賭け麻雀問題だ」という――。

 

 

为什么《周刊文春》能连续推出独家新闻呢?立命馆国际关系学院教授的白门圭一先生说:“文春对于‘什么能成为新闻?’的感觉很敏锐。和大报社不同,能够发出准确捕捉到国民关心点的头条。让两家公司之间的差异变得明显的,据说是黑川前检察长的打麻将问题。”

 

 

新聞と雑誌のニュース感覚の違いを明確にした「賭け麻雀問題」

 

 

明确了报纸和杂志的新闻感觉上的区别的“打麻将赌钱问题”

 

 

新型コロナの感染拡大によって初の緊急事態宣言が発令されていた2020年5月、ともに活字メディアでありながら、新聞の「ニュース感覚」と雑誌の「ニュース感覚」の違いを痛感させる出来事があった。検察官の定年延長問題の渦中にいた黒川弘務・東京高等検察庁検事長(2020年5月22日付で辞職)の「賭け麻雀」に関する報道である。

 

 

2020年5月由于新冠疫情的感染扩散,政府发布了第一次紧急事态宣言,虽然同是印刷媒体,但发生了一件让人深切感受到报纸的“新闻感”和杂志“新闻感”差异的事。那就是深陷检察官延期退休问题漩涡的东京高等检察厅检察长黑川弘务(2020年5月22日辞职)“打麻将赌钱”的相关报道。

 

 

経緯を簡単におさらいしよう。検事長の定年は63歳であるため、東京高検検事長だった黒川氏は63歳の誕生日前日の2020年2月7日に退官する予定であった。ところが、その直前の1月31日、当時の安倍内閣は「検察庁の業務遂行上の必要性」を理由に黒川氏の定年を半年延長する閣議決定をした。

 

 

让我们简单回顾一下事情的经过吧。因为检察长的退休年龄是63岁,作为东京高检检察长的黑川原定在63岁生日的前一天,也就是2020年2月7日退休。然而,在此之前的1月31日,当时的安倍内阁以“检察厅业务执行上的必要性”为由,在内阁会议上决定将黑川的退休年龄延长半年。

 

 

検察トップの検事総長の定年は、検事長よりも2歳上の65歳。当時の稲田伸夫・検総長は定年を待たずに2020年7月に退官するとみられていたが、黒川氏は2月に63歳で定年を迎えるので、検事総長就任は不可能であった。

 

 

而总检察长的退休年龄比检察长高2岁,也就是65岁,当时的总检察长稻田伸夫被认为不会等到退休年龄,将于2020年7月退休,而黑川先生在2月将以63岁的年龄退休,因此不可能就任总检察长。

 

 

ところが、閣議決定で定年が半年間延長されたことにより、黒川氏は8月まで検察官の仕事を続けることが可能になり、7月に稲田検事総長が退官すれば、検事総長に昇格できる可能性が開けたのである。

 

 

但是,由于内阁会议决定将退休年龄延长半年,黑川可以继续检察官的工作到8月,如果7月稻田总检察长辞官的话,黑川就有可能晋升为总检察长。

 

 

黒川氏は霞が関・永田町界隈で「安倍政権に近い人物」などと噂されていたため、定年を延長する閣議決定に対して、野党やマスメディアから「政権に近い黒川氏を検事総長に据えることで、安倍政権下で起きた様々な不祥事に関する捜査をやめさせようとしているのではないか」などと批判が出ることになった。

 

 

黑川在霞关、永田町一带有着“与安倍政权关系亲密的人物”等传闻,因此对于被延长退休年龄的国务会议决定,在野党和大众媒体的批判声不断:“让与政权关系亲近的黑川担任总检察长,是不是想让他停止对安倍政权下发生的各种丑闻的调查?”

 

 

「三密の賭け麻雀」を報道した週刊文春

 

 

报道“三密之下打麻将赌钱”的周刊文春

 

 

以上が黒川氏の「賭け麻雀」に関する報道が出るまでの顚末(てんまつ)であるが、黒川氏の定年を延長した安倍政権の狙いがどこにあったのかについては、本書の内容に関係ないので、これ以上言及しない。

 

 

以上是有关黑川氏“赌麻将”的报道出现之前的始末,至于延长黑川氏退休年龄的安倍政权的目标究竟在哪里,与本书内容无关,不再赘述。

 

 

黒川氏の定年延長を巡って与野党が国会で激しくぶつかり合っていた5月20日、文藝春秋社運営のニュースサイト「文春オンライン」は『週刊文春』の発売にあわせて、黒川氏が新型コロナウイルスによる緊急事態宣言発令下の5月1日から2日に東京都内の産経新聞記者の自宅を訪れ、産経新聞記者二人と朝日新聞の元検察担当記者(当時は記者職を離れ管理部門勤務)と賭け麻雀に興じていた疑いがあると報道した。

 

 

5月20日,执政党与在野党就延长黑川退休年龄问题在国会展开激烈交锋。文艺春秋社运营的新闻网站“文春在线”为了配合《周刊文春》的发售,报道了黑川在新型冠状病毒紧急事态宣言之下的5月1日至2日访问了东京都内产经新闻记者的家,与两名《产经新闻》记者和《朝日新闻》的前检察部门记者(当时已离开记者职位,在管理部门工作)有沉迷于打麻将赌钱的嫌疑。

 

 

黒川氏は法務省の聴き取りに対し、賭け麻雀に興じたことを認めて辞意を示し、5月22日の閣議で辞職が承認された。一方のメディア側では、朝日新聞社が元検察担当記者を停職1カ月、産経新聞社は記者2人を停職4カ月とした。

 

 

黑川在法务省的审讯中承认自己沉迷于打麻将赌钱,并表明辞职之意,在5月22日的内阁会议上辞职被批准。另一方面,在媒体方面,朝日新闻社将原检察机关的记者停职1个月,产经新闻社将2名记者停职4个月。

 

 

黒川氏と新聞社の3人が雀卓を囲んでいたのは、緊急事態宣言の発令期間中であった。飲食店は休業や時短営業による減収を強いられ、閉店を余儀なくされる店も出るなど経済への影響が深刻になり始めていた。学校が休校し、映画館や美術館といった文化施設は休館を余儀なくされ、外出自粛を強いられた国民の多くがストレスを抱え、不安の渦中にいた。

 

 

黑川先生和报社的3人围在麻将桌前,是在紧急事态宣言期间。饮食店因停业或缩短营业时间而被迫减收,甚至出现了被迫关门的店铺,对经济的影响开始变得严重。学校停课,电影院、美术馆等文化设施也被迫关闭,被禁止外出的国民中有许多人背负着压力,深陷不安之中。

 

 

そうしたタイミングで、国会で「渦中の人」である検察の最高幹部が、よりによって「権力の監視役」であるはずの新聞記者と「三密」状態で賭け麻雀に興じていた――。

 

 

就在这样的时机,在国会“旋涡中的人”——检察机关的最高干部,却偏偏与“监督权力”的新闻记者在“三密”状态下,沉迷于打麻将赌钱。

 

 

賭け麻雀を取材の一環としてとらえた新聞社

 

 

将打麻将作为采访一环的报社

 

 

『週刊文春』の報道で明らかになったその事実は、新型コロナウイルスで自粛生活を強られている国民の間に猛烈な反発を巻き起こした。多くの人が、麻雀のメンツが『産経新聞』と『朝日新聞』の検察担当のベテラン記者だった事実を知り、大手新聞社と捜査機関の癒着を見せつけられた気分になった。

 

 

《周刊文春》报道的这一事实,在因新型冠状病毒而自行居家隔离的国民之间引起了强烈的反响。很多人知道打麻将的人是《产经新闻》和《朝日新闻》负责检察工作的资深记者这一事实后,感觉像是看到了大报社和调查机关之间的勾结。

 

 

この一連の顚末の興味深い点は、賭け麻雀の事実を報道したのが雑誌メディアの『週刊文春』であり、新聞ではなかったことである。

 

 

这一连串的始末有趣的是,报道麻将赌博事实的是杂志媒体《周刊文春》,而不是报纸。

 

 

『週刊文春』の編集部は、多くの国民が営業自粛や失業で苦しんでいる最中に、国会で渦中の人である検察ナンバー2が「三密」状態で違法性のある賭け事に興じている事実を何らかの方法で知り、「これはニュースだ」と判断したから記事化したのだろう。

 

 

日本《周刊文春》的编辑部,通过某些方法知道了在很多国民苦于限制营业和失业的时候,处于国会漩涡的人——检察的二把手却在“三密”状态下沉迷于存在违法性的赌博,判断为“这是新闻”而报道化了的吧。

 

 

一方の新聞記者たちは、「黒川氏が賭け麻雀に興じている」という事実を知っていたどころか、一緒に雀卓を囲み、黒川氏が帰宅するためのハイヤーも用意していた。

 

 

另一方面,新闻记者们不但知道“黑川先生热衷于赌麻将”的事实,还一起围在麻将桌边,甚至为黑川准备了回家的车。

 

 

新聞社の人間たちは、この状況で黒川氏と雀卓を囲む行為が「ニュース」になってしまうかもしれないとは、想像すらしなかったのだろう。『週刊文春』の報道が出た直後に産経新聞社の東京本社編集局長が紙面に掲載した次の見解が、自社の記者二人が黒川氏と麻雀に興じていた理由について正直に説明している。

 

 

报社的人恐怕连想都没想过,在这种情况下,黑川先生和围着麻将桌的行为可能会成为“新闻”。《周刊文春》的报道刊登后,产经新闻东京总部的编辑局长在版面上发表了以下见解,如实说明了自己公司的两名记者和黑川先生热衷于打麻将的理由。

 

 

国民の「ニュース感覚」を捉えた文春

 

 

捕捉国民“新闻感”的文春

 

 

「産経新聞は、報道に必要な情報を入手するにあたって、個別の記者の取材源や取材経緯などについて、記事化された内容以外のものは取材源秘匿の原則にもとづき、一切公表しておりません。取材源の秘匿は報道機関にとって重い責務だと考えており、文春側に「取材に関することにはお答えしておりません」と回答しました」

 

 

“《产经新闻》表示,在获取报道所需的信息时,对于个别记者的采访来源和采访经过等,除了被报道的内容以外,根据采访者匿名的原则,一概不公开。我认为隐藏采访源对于媒体来说是重要的责任,文春方面的回答是‘关于采访的事情未曾表态’。”

 

 

つまり、雑誌にとって、緊急事態宣言下の検察トップの賭け麻雀は「ニュース」であったが、新聞にとってそれは「ニュース」ではなく「取材」の一環であった。

 

 

也就是说,对杂志来说,紧急事态宣言下的检察机关总长的赌博麻将是“新闻”,但对报纸来说,那不是“新闻”,而是“采访”的一环。

 

 

だから「○○新聞の記者である私は本日、国会で問題になっている検察ナンバー2の東京高検検事長と緊急事態宣言下で三密状態で雀卓を囲み、検事長の帰宅のためにハイヤーも提供した」などという新聞記事が彼ら自身の手で書かれることはなく、代わりに週刊誌が書いた。

 

 

因此,“我作为〇〇报纸的记者,今天我与在国会问题中和检察机关二把手的东京高级法院检察长于紧急事态宣言、三密状态下围着麻将桌,还提供了检察长回家的车辆”之类的新闻报道不是他们自己写的,而是周刊杂志写的。

 

 

そこで明らかになったのは、「文春砲」と言われるスクープ連発の週刊誌のニュース感覚と、大手新聞社のニュース感覚の決定的な違いである。そして、国民の多くは『週刊文春』とニュース感覚を共有していたから賭け麻雀に怒った。その反対に、大新聞の社会部の検察担当記者のニュース感覚は、国民のニュース感覚とは違っていた、ということだろう。

 

 

由此可见,被称为“文春炮”的连发独家新闻的周刊杂志的新闻感觉与大型报社的新闻感觉有着决定性的差异。而且,很多国民都和《周刊文春》有相同的新闻感觉,所以对打麻将赌钱很愤怒。相反,大报社会部的检察记者的新闻感觉与国民的新闻感觉不同。
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