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第3章 知らない人からの手紙 The Letters from No One(2)

时间: 2022-12-31    进入日语论坛
核心提示:ブラジル産さん大ヘビの逃とう亡ぼう事じ件けんのおかげで、ハリーはいままでで一番長いお仕し置おきを受けた。やっとお許しが出
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ブラジル産さん大ヘビの逃とう亡ぼう事じ件けんのおかげで、ハリーはいままでで一番長いお仕し置おきを受けた。やっとお許しが出て、物もの置おきから出してもらった時には、もう夏休みが始まっていた。ダドリーは、買ってもらったばかりのミリカメラをとっくに壊こわし、ラジコン飛行機も墜つい落らくさせ、おまけに、レース用自転車に初めて乗ったその日に、プリベット通りを松まつ葉ば杖づえで横切っていたフィッグばあさんにぶつかって、転てん倒とうさせてしまうという事じ件けんも終わっていた。

休みが始まっていたのはうれしかったが、ハリーは毎日のように遊びにやってくるダドリーの悪あく友ゆうから逃のがれることはできなかった。ピアーズ、デニス、マルコム、ゴードン、みんな揃そろいもそろってデカくてウスノロばかりだったが、中でもとびきりデカで、ウスノロなのがダドリーだったので、軍ぐん団だんのリーダーはダドリーだった。あとの四人はダドリーのお気に入りのスポーツ「ハリー狩がり」に参加できるだけで大だい満まん足ぞくだった。

そういうわけで、ハリーは、なるべく家の外でぶらぶらして過ごすことにした。夏休みさえ終われば、とハリーは思った。それだけがわずかな希望の光だった。九月になれば七年制せいの中等学校に入る。そうすれば生まれて初めてダドリーから離はなれられる。ダドリーはバーノンおじさんの母ぼ校こう、「名めい門もん」私し立りつスメルティングズ男だん子し校こうに行くことになっていた。ピアーズポルキスもそこに入学する。ハリーは地じ元もとの普通の公こう立りつストーンウォール校へ行くことになっていた。ダドリーにはこれが愉ゆ快かいでたまらない。






  “石墙中学开学的第一天,他们就会把新生的头浸到马桶里。”他对哈利说,“要不要上楼去试一试?” 
 
  “不用了,多谢。”哈利说,“可怜的马桶从来没有泡过像你的头这样叫人倒胃口的脑袋—— 它可能会吐呢。”不等达力弄明白这句话的意思,哈利早已经跑掉了。 
 
  七月的一天,佩妮姨妈带达力上伦敦,去给他买斯梅廷中学的校服,把哈利放在了费格太太家。费格太太不像平时那么坏。原来费格太太是被自己养的猫绊倒才摔断了腿。她让哈利看电视,还给了他一小块巧克力蛋糕,可这块蛋糕吃起来像已经放了很多年似的。 
 
  那天晚上达力神气活现地在起居室里走来走去,向家人展示他那套新校服。斯梅廷中学的男生制服是棕红色燕尾服,橙色短灯笼裤和一顶叫硬草帽的扁平草帽。他们还配了一支多节的手杖,趁老师不注意时用来互相打斗,这也许是对未来生活的一种很好的训练吧。
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