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桃太郎

时间: 2016-08-26    进入日语论坛
核心提示:むかしむかしむかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ
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むかしむかし
むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へせんたくに行きました。
おばあさんが川でじゃぶじゃぶせんたくをしていると、
川の上流から大きな桃が、どんぶらこ、どんぶらこと流れてきました。
「あれまあ、うまそうな桃だこと。うちの桃ならこっちこい、 よその桃ならあっちいけー?」
そう言うと、おばあさんのほうにスーと流れてきます。
おばあさんはその桃を持ち帰って、家でおじいさんと一緒に切ろうとします。
「ばあさんや、えらい桃を見つけたな」
「よく実っておいしそうですね」
包丁を入れようとしたところ、桃はじゃくっとひとりでに割れて、
中からバーンとかわいい男の子が飛び出します。
「あんれま、なんちゅうことか」
おじいさんおばあさんはビックリしますが、
まあ神様からの授かりもんじゃろうと、育てることにします。
桃から生まれたので桃太郎と名付けます。
桃太郎は食うたら食うただけ、よう育ちます。
米を食うてはズンズン、
芋を食うてはズンズン、
大根食うてはズンズン育ち、
そりゃあじょうぶな男の子に育ちます。
桃太郎 怠ける
ところが桃太郎はまったく働かずに食っちゃ寝食っちゃ寝していました。
この時代の子供というと、12、3歳にもなれば立派な働き手です。
畑の手伝いや山へ猟に行ったり、いろいろしたものです。
しかし桃太郎は一日ボサーとしていました。まるで働きません。
それでもおおらかな性格からか仲間から大変好かれ、
誰もが「よお桃太郎」「桃太郎、今日ものんびりしとるなあ」と
声をかけるのでした。
ある時、村の若者が集まって山へ木を切りにいくことになりました。
他のものは朝早く起きて山へ登りましたが、
桃太郎は昼すぎてようやく目がさめます。
ふあーあ
大きなあくびを一発、
「よっしゃ、やるべ」ようやく山へ登ります。
その間みんなはがんばってたくさんの木を切っていました。
そこへ、もう日も暮れかけてから桃太郎がのんびり登ってきます。
「なんじゃ桃太郎、今頃きたか。
眠そうな目をして、髪なんかくちゃくちゃじゃぞ」
「うん、おら今から一働きするだ」
と言うなり桃太郎は一番大きな大木にふんとつかみかかり、
ぐぐーと足を踏ん張り、ズボーと引き抜きました。
そしてみんながビックリしている中、
大木をかかえてのんびり山を降りていくのでした。
こんなことがあったので、仲間内では
「のんびりしてるけど、やる時はやる男」と、一目置かれていました。
鬼が島へ
さて、その頃村にはしゅっちゃう鬼がきて悪さをしていました。
米や野菜を盗んでいく、町に火をかける、人をさらう。
村人たちはほとほと困ってました。
そんなさわぎをよそに、
桃太郎は毎日ぼさーと寝ていましたが、友達が集まって、
「桃太郎、鬼がヒドイんだ」
「鬼を退治してくれよう」
と、熱心に頼みます。
「なんだうるせえなあ」と桃太郎はゴロゴロしてましたが、
まあ頼りにされるのは気分のいいことでもあるので、
ある日適当に鬼退治でもするかという気まぐれを起こしました。
「おじいさん、おばあさん、
みんな困ってるから鬼退治に行ってきます」
おじいさんおばあさんはビックリして止めますが、
いったん言い出したらきかない桃太郎です。どうしても出発するのです。
こうなったら仕方ないと、おじいさんは「日本一」と書いた
いさましいのぼりを作ってやります。おばあさんは
「旅の途中にお食べ」ときびだんごを作ります。
このきびだんごは、今でも岡山名物のおみやげとして売られてます。
桃太郎はおじいさんの作ってくれた日本一ののぼりと
おばあさんの作ってくれた日本一のきびだんごを持って、鬼退治に向かいます。
とちゅう、犬に出会います。
「桃太郎さん桃太郎さん、お腰につけているのは何ですか」
「これは、日本一のきびだんごだ」
「いいなあ、ほしいなあ」
「家来になったら、あげるよ」
「では、なります」
こうして犬を家来にしました。
桃太郎と犬がぐんぐん歩いていくと、今度はサルに出会います。
「桃太郎さん桃太郎さん、お腰につけているのは何ですか」
「これか、日本一のきびだんごだ」
「いいなあ、ほしいなあ」
「家来になったら、あげるよ」
「では、なります」
こうしてサルを家来にしました。
桃太郎と犬とサルがぐんぐん歩いていくと、今度はキジに出会います。
「桃太郎さん桃太郎さん、お腰につけているのは何ですか」
「これが?、日本一の?、きびだんごだ?」
「いいなあ、ほしいなあ」
「家来になったら、あげる」
「では、なります」
こうしてキジを家来にしました。
決戦 鬼が島
こうして、桃太郎と犬、サル、キジの一行は鬼の住む島、
【鬼が島】を目指して船に乗り込みました。
ざぶざぶと海を渡っていくと、はるかかなたに不気味な島が見えてきます。
「ついた。あれが鬼が島だな」
岸に上がってみると、岩がゴツゴツしたいかにも恐ろしげな島で、
目の前にはデーンと鉄の門があり門番の鬼がギロッと
こっちをにらみます。
「なんじゃお前ら見慣れない顔だな」
そこで桃太郎は大声で名乗りをあげます。
「われそこは日本一の桃太郎!
お前ら鬼をやっけるため、
はるばる来たんじゃあ。
コテンパンにしたるから覚悟せいや」
門番の鬼は大笑いします。
このチビが何をいうかという感じです。
そのスキにキジがバァーーと飛んでいって、
門の鍵をはずします。
不意をつかれた門番の鬼を尻目に、
桃太郎一向はてけてけと鬼の城の中に入っていきます。
急に飛び込んできた桃太郎一向に鬼たちは驚きますが、
こんなチビに何ができると襲いかかってきます。
でもこっちは日本一のきびだんごを食べて強くなってるのです。
それに家来もゆうしゅうです。犬が鬼の足にかみつき、
サルがとびかかってひっかき、キジがヒューッと飛んで目をつっつきます。
桃太郎はひたすら木刀を振り回します。
鬼たちはさんざんにやられ、逃げていきます。
すると、ヌウーとでっかい赤鬼が出てきます。
鬼の親分です。金棒をぶんぶん振り回す姿はそれはもう強烈です。
「なんだお前たち、
こんな小僧ひとりにだらしがねえ。
俺が手本をしめす」
ブウン
金棒を振りおろした瞬間!
桃太郎は飛び上がってパカーンと鬼の額を木刀で叩きます。
そこへキジが目をつつき、
「うわああ」
ボス鬼が倒れたところを
犬とサルが噛んだり引っかいたり、さんざんにやっつけるのでした。
鬼たちはぺこぺこと謝り、もう二度と村を荒らしませんと約束し、
桃太郎に沢山の宝物をくれます。
こうして桃太郎一行はゆうゆうと引き上げていきました。 
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