极度酷暑之时,若要问暂时告别作人蜕变成某种生物的话,恐怕首选会是海蜇。呼呼悠悠随波漂流,汉字也将它写成海月或水母,透着那么一股清凉。<随波而动,漂然若仙,名曰水母,水为命腺>铃木理子创作。在这柔软飘荡半透明的伞状体里却藏匿着摆脱人类世界的逃避心气。
といっても夢想は夢想。クラゲにはなれないから、せめて涼しい服で職場へ向かう。高温多湿のこの国には、古来「六月無礼(ろくがつぶれい)」なる言葉があり、夏は楽な服装を大目に見る伝統があった。この六月とは旧暦で、いまなら一番暑い季節にあたる
即便如此,梦想终归是梦想。就算是变不成海蜇,至少也想身着凉爽的服装走进职场。在此高温多湿的国度,自古以来就有“六月无礼”的说法。传统认为,夏季宜以宽泛的目光看待惬意为上的服装。当然这里的六月指的是旧历,相当于现在最炎热的季节。
汗みずくの酷暑のなかで、1日から来春卒業する学生の採用選考が始まった。大企業はこれからが本番になる。勝負服の黒い上着を抱えて炎天下を行く若い姿を、週末のオフィス街で見かけた
在此挥汗如雨的酷暑,明春毕业学生的录用选拔考试从1日开始进行。由此大企业进入了真正的决战。周末的企业总部集聚街区,到处可以看到怀抱一决胜负的黑色正装外套,快步行走在炎炎烈日之下的年轻人身影。
上着なしの半袖でもいいと思うが、「悪印象が怖くて」という声を聞く。軽装イコール無礼ではないだろうが、無難さで身を包みたい気持ちもわかる。バテるなよ。そっと声をかけたくなる
尽管不穿外套,短袖衬衣也可以,但是,听说“生怕留下坏印象”。虽说轻便装束并不等于不懂礼貌,不过,在包装上不要出错的心情也是可以理解的。我真想悄声喊一声,不要气馁!
「涼味数題」という随筆が寺田寅彦にあって、涼しさについてあれこれ思いめぐらして言う。「義理人情の着物を脱ぎ捨て、毀誉褒貶(きよほうへん)の圏外へ飛び出せばこの世は涼しいにちがいない」。その通りだろうが、就活生諸氏には遠い境地だ
寺田寅彦有一篇随笔“凉味数题”,说的是关于凉爽所联想到各种情况。“倘若脱去了理义人情的外套,跳出到毁誉褒贬的圈外,那么这个社会肯定凉爽宜人”。纵然所言极是,可是对于这些求职为第一要务的毕业生来说,那是个遥远的境界。
就職の指南本はあふれ、セミナーも林立する。伝授されたノウハウの尾ひれをつけてライバルたちも就職戦線を懸命に泳ぐ。クラゲのようでは内定はおぼつかないか。ただ時にはゆるりと力を抜いて、心をほどくことも忘れずに。
指导求职的读本充斥社会,各类培训也是林林总总。竞争对手们也都安装上了精英们所传授的尾鳍,在求职第一线拼了命的游动。倘若像海蜇那样的话,不知内定会不会泡汤。当然,也不要忘了偶尔放松一下,宽宽心也是必不可少的。