居住在横浜市的家庭主妇加山圭子女士(61岁)12年前因为一次城铁道口事故失去了75岁的老母亲。那天,老人家被一趟经过东京都足立区竹冢车站的东武伊势崎线的城铁快车碾压身亡。
ほかの事故の遺族らと支え合う場「紡ぎの会」をつくった。事故をなくす手立てを探ろうと、できる限り多くの事故現場に足を運んだ。遮断機がない、段差が多く車いすで動きにくい、時間内に渡りきれない。踏切の抱える問題の多さを痛感した
于是,她同其他的事故遗属们一起创建了一个相互支持的平台“互助会”。为了找到一种杜绝事故发生的办法,他们尽可能多地考察事故现场,并从中发现了一些事故隐患。诸如,未设阻拦装置;台阶太多轮椅行走非常不便;规定时间内走不出危险区域,等等。深切地感受到一个小小的道口存在的问题还真是不少。
その加山さんがきのう花束を携えて降り立ったのは、川崎市川崎区の京浜急行・八丁畷(はっちょうなわて)駅である。先週土曜の朝、踏切内に入った77歳の男性と、救おうとした52歳の銀行員が亡くなった
昨天,这位加山女士手捧着鲜花前去的地方是川崎市川崎区京浜线特快车的八丁畷站。上周六的清晨,一位进入道口内的77岁老人和打算救助他的52岁银行职员双双遭城铁碾压身亡。
「ほかの死亡事故の現場に比べると、渡る距離が非常に短いですね」と加山さん。「すぐに渡れそうに見える分、実は危ない。電車って気づいたらあっという間に来るんです」と静かな声で話した
“与其他死亡事故现场相比,这个道口的穿越距离非常短啊”加山女士说,“越是看上去能迅速通过的地方,实际上越是危险。当你发现电铁时,它在一瞬间就开过来了”,话语声中不失冷静。
筆者が歩いて測ってみると、端から端まで十数歩。「カンカンカン」と警報が鳴り出してから電車が来るまで45秒である。杖をついた高齢女性が警報にせかされて、精いっぱいの急ぎ足で渡っていく
笔者趋步测量了一下,从这一边走到对面才十几步,从听到“当,当,当”的警报声到城铁到达道口有45秒的间隔。拄着拐杖的老年妇女在警报声的催促下,必须拼了命地快步走过去。
踏切の脇に立ち、轟音(ごうおん)とともに駆け抜ける列車を何本も見送った。高度に進化した列車運行システムのなかで、踏切ほど昔のままの原理で、踏切ほど危うい装置があるだろうか。無理やり入り込む人を阻むこともできない。身を挺(てい)して救助しようとした行員の目には、どんな光景が見えていたのか。供えられた花々が列車の風圧ではかなげに揺れた。
我站在道口的一旁,看着好几趟列车轰隆隆地从眼前飞驰而过。心想在快速发展的列车运行系统中,只有道口设备仍然按照从前的原理运行着。还有比道口设备更危险的设置吗?根本没有办法阻止人强行进入。不知道这位挺身相救的银行职员眼里看到的究竟是怎样一番光景。眼前供奉着的鲜花在列车疾驶产生的风压之下只是一味无力地摇摆着。