返回首页
当前位置: 首页 »日语阅读 » 天声人语 » 正文

妥善处理 曾被误译

时间: 2017-04-19    进入日语论坛
核心提示:「善処します」。かつて永田町や霞が関界隈(かいわい)で盛んに使われた言葉である。前向きな態度かと見せて放置しておく場合に
(单词翻译:双击或拖选)
「善処します」。かつて永田町や霞が関界隈(かいわい)で盛んに使われた言葉である。前向きな態度かと見せて放置しておく場合に便利である。だが平成に入ったあたりからあまり聞かなくなった。
 
“善処します(我会妥善处理)。”这句话曾在永田町和霞关盛行一时。因为话语中透露出一副积极应对的姿态,所以在很多场合都适用。但是,到了平成年间就几乎听不到这话了。
 
この言葉の危うさを知らしめたのは日米繊維摩擦だろう。1969年、日米首脳会談で佐藤栄作首相が「善処します」と発言。通訳が「アイ・ウィル・ドゥ・マイ・ベスト」と訳したとされる。ニクソン大統領は輸出規制の確約を得たと受け止めた。この「誤訳」が両国の関係悪化を招いたと語り継がれてきた。筆者も今年1月10日の当欄で紹介した。
 
日美纤维贸易摩擦让人领教到了这话的危险性。1969年,日美首脑会谈时,佐藤首相说:“善処します。”翻译将其译为“I Will do my best。”尼克松总统由此认为自己获得了对方有关出口限制的承诺。结果这一“误译”招来了两国关系的恶化。今年1月10日,我也在本栏做过介绍。
 
米政府の公文書に「善処します」発言はありませんでした――。元時事通信記者で翻訳家でもある檜誠司(ひのきまさし)さんから貴重なご指摘をいただいた。英文記録を精査すると、「善処」どころか、首相は「私は誓う」「信じてほしい」と言葉を重ねて確約していたという。
 
在美国的公文中没有 “善処します”这一发言……,原实况报导记者兼翻译家桧诚司先生郑重地告诉了我下面这条宝贵的经验,据他说在彻底调查英文记录发现,首相在承诺约定时,非但没说“善処”,还多次强调“私は誓う”(我发誓);“信じてほしい”(我相信)之类的词语,以示赞同。
 
だとすれば、なぜ誤訳説が生まれたのか。通訳を務めた赤谷(あかたに)源一氏(当時は外務省官房審議官)は87年に他界している。長女の慶子さん(69)を訪ねた。
 
照此说来,那为什么会出现“误译一说”呢?当时的翻译赤谷源一氏(时任外务省内务翻译官)在87年去世了。我拜访过他的女儿——庆子女士(69岁)。
 
「父は生前、誤訳説が広まろうが広まるまいが、まったく気にしていませんでした」。源一氏は英オックスフォード大学で学び、のちに国連事務次長も務めた。英語力の確かさは折り紙つきだった。
 
“父亲生前对愈演愈烈的误译说完全不在意。”源一氏毕业于英国牛津大学,后来也担任过联合国事务次长。英语能力毋庸置疑。
 
慶子さん自身、通訳として数々の修羅場をくぐり抜けてきた。「交渉がもつれたりこじれたりすると当の政治家が通訳のせいにすることって昔からあるんじゃないですか」と快活に笑った。
 
庆子女士自己也是翻译,历经过无数的考验。她一边愉快地笑着,一边说道:“交涉一有不顺,政治家把错误全推给翻译。这种事情不是现在才有,难道不是吗?”
 
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(1)
100%
踩一下
(0)
0%

[查看全部]  相关评论