法国国歌《马赛曲》以悲惨的歌词而闻名。在法国大革命之际,为了鼓舞与外国作战的士兵而创作了此曲。“敌人要杀死我们的儿子、妻子”;“拿起武器,市民们”;“肮脏的血液将浸润我们的土地”(吉田进译)。
パリで先週、右翼・国民戦線の集会をのぞいた時も何度も合唱されていた。この党の排外的な姿勢と重ね合わせると、落ち着かない気分になった。マリーヌ・ルペン党首が「移民の裏にテロがある」と声を張り上げ、「ここは我々の場所だ」と聴衆が叫んでいた。
上周,法国右翼政党国民阵线在巴黎集会时也多次唱起这首歌。与该党排外的姿态相互衬托,令人越发不能平静。党首玛丽娜•勒庞高呼“移民里藏有恐怖分子”,民众听后高喊“这是我们的地方”。
これでもマリーヌ氏の父親が党首で、人種差別的な発言が目立った頃と比べると穏当だという。「父親の時代なら支持しなかった」という女性が会場にいた。「マリーヌは貧しい人のことを何とかしようとしている」。
据说即便如此,与玛丽娜的父亲还是党首时叫嚣的人种歧视性言论相比,她还是显得相对稳健。有女性在会场上说;“如果是你父亲的时代,我是不会支持的。”“玛丽娜想方设法地帮助穷人。”
東部の小さな町を訪れた。地域の経済を支えた高炉が火を落とし、仕事を求めて隣国に通う人がいる。かつて社会党が強かったが今や国民戦線の金城湯池(きんじょうとうち)である。「政府に裏切られた」。そんな声を聞いた。
我走访过法国东部的一个小镇。曾支撑起当地经济的高炉熄灭了,有人为了寻找工作去了邻国。这里曾是社会党占优势,但现在是国民阵线的铁票仓。“被政府出卖了”,我在当地听到过这样的声音。
大統領選は、マクロン氏とルペン氏による決選投票に持ち越されることになった。親欧州連合(EU)対反EUであり国際主義対ナショナリズムだといわれる。しかし、裏にあるのは「経済の変動の中でうまくやっている人」と「うまくいかない人」との断絶であろう。
总统选举进入马克龙氏和玛丽娜氏双雄对决的局面。这既是亲欧盟对决反欧盟,也是国际主义对决民族主义。但是,其内在却是“经济变动中得利的人”和“失利的人”的决裂。
置き去りにされた人たちに手を伸ばすことができなければ、排外主義は静かに入り込む。フランスに限った話ではない。
如果不帮助那些被忽视的人,那么排外主义就会悄悄地渗透进来。这绝非法国一家之事。