既没有发出警告,也没提出任何诉求,闯入报社的家伙头戴只露双眼的头套,手持//散//弹枪对着在场的记者们扣动了扳机。腹部遭枪击的记者小尻知博因失血过多命丧黄泉,时年29岁。
30年前の5月3日、朝日新聞阪神支局で起きた襲撃事件は、まぎれもなく言論に向けられた銃口であった。愛国心を強調し、「反日分子には極刑あるのみ」との犯行声明が後に送られてきた。卑劣な暴力をふるったのが何者か、いまだ不明なのが悔しい。
30年前的5月3日,朝日新闻阪神支局发生的这起枪击事件,毫无疑问枪口直指言论。事发之后公开的行动声明强调,此举完全出于爱国之心,并称“对于反日分子,必须处以极刑”。卑鄙地滥用暴力的究竟何许人也?遗憾的是至今尚未查明其身份。
事件直後、作家の佐木隆三氏が犯行声明を引きながら怒りを込めて書いている。「銃器を持って新聞社に乗り込み、無言で発射して逃走する輩(やから)が、『日本の国土、文化、伝統を愛する』心を、持ち合わせているはずがない」。
事发后不久,作家佐木隆三先生就此行动声明义愤填膺地撰文道,“手持枪械闯入报社,不名缘由一通扫射后逃之夭夭之辈谈何‘热爱日本国土、文化以及传统’的爱国之心?根本没有资格”
敵と味方を分かち、愛国心をあおる。そんな態度は今、強まっているかに見える。「反日」が相手を攻撃する言葉として広がる。米国では、特定のメディアを名指しして、「米国民の敵だ」とまで述べる大統領がいる
分出敌我,煽动爱国心,如此态度如今似乎有增强的苗头。“反日”作为攻击对方的用词被广泛采用。在美国,贵为总统针对某些特定媒体,甚至还指名道姓地宣称是“美国国民的敌人”。
「私は君の言うことに反対だ。しかし、君がそれを言う権利は命をかけて守る」。フランスの思想家ボルテールの言葉として伝わる。違いと対立を認め、それでも排除しない。自由な社会が必要とする鉄則だろう。
“我反对你说的内容,但是,将全力保护你说话的权利”,法国思想家伏泰尔(Voltaire)的这句名言广为流传。承认相互间的不同与对立,但是并不排斥。这恐怕是自由社会必不可少的铁律。
事件の資料を展示する阪神支局には、血の染みが広がった原稿用紙が2枚ある。すべて手書きだった頃、どんなスクープも街ダネもここから生まれた。小尻記者が書いていたかもしれない、いくつもの記事を思う。
展示事件资料的阪神支局保存着2枚血迹斑斑的稿纸。在那所有文件都靠手写完成的年代,无论是抢先报道重大新闻,还是街头巷尾的市井琐事均始发于此。我认为其中的不少报道也许都出自小尻记者之手。