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和平宪法 七十周年

时间: 2017-05-06    进入日语论坛
核心提示:日本国憲法のもとになったのは連合国軍総司令部(GHQ)がつくった英語の草案である。外相の側近だった白洲次郎が、翻訳の過程
(单词翻译:双击或拖选)
日本国憲法のもとになったのは連合国軍総司令部(GHQ)がつくった英語の草案である。外相の側近だった白洲次郎が、翻訳の過程を回顧している。天皇の地位を定める英文の表記をめぐって、外務省の担当者が疑問の声をあげた。「シンボルって何というのや」。
 
日本国宪法的基础是联合国军司令部拟定的英语草案。曾是外相亲信的白洲次郎先生,回顾了当翻译的过程。围绕决定天皇地位的英语表达方式,外务省的负责人曾提出疑问,“所谓‘smybol’(象征)究竟指的是什么?”
 
白洲はそこにあった英和辞典を引き、この字引には「象徴」と書いてある、と言ったという(『プリンシプルのない日本』)。天皇主権の時代を生きてきた人びとの戸惑いが伝わってくる。
 
白洲先生说,他翻阅了手头的日英字典,得知该词的意思是“象征”(摘自《没有原理的日本》)。该事件形象地表达了生活在天皇专政时代的人们的疑惑。
 
出自にかかわらず平等を旨とする民主主義と、世襲の君主制。本来ならば相いれない二つを結びつけたのが、象徴という言葉であった。しかし、「象徴とは何か」について私たちはどれほど考えてきただろうか。
 
不论出身,以平等为宗旨的民主主义和世袭的君主制。将毫无相干的两者连接起来的是“象征”这个词。但是,对于“所谓象征指的是什么”,我们又思考过多少呢?
 
象徴のありようをずっと模索してきたのが、天皇陛下であった。そのあらわれが被災地への訪問であり、病に苦しむ人たちとの対面なのだろう。太平洋戦争の激戦地への慰霊の旅は、大きな犠牲の上に今の平和が築かれていることを思い起こさせてくれた。
 
一直摸索着“象征”应有样子的是天皇陛下。其表现为走访灾区,直接受病痛折磨的人们。前往太平洋战争激战之地进行吊唁之旅,令我们回想起今日的和平是构筑在曾经的巨大牺牲之上的事实。
 
もしかしたら、そんな姿に甘えていたのかもしれない。先日の紙面にあった渡辺治・一橋大名誉教授の言葉に、はっとした。「将来、別の天皇が、慰霊の旅として、国民の間で様々な意見がある靖国神社や全国の護国神社を回るとしたらどうでしょう」。
 
或许,天皇甘于这样的姿态吧。前些日子,一桥大学名誉教授渡边治先生的话语令我大吃一惊。他说:“将来,别的天皇是否能以吊唁之旅的名义参拜在国民之间充满争议的靖国神社和全国各地的护国神社呢?”
 
退位のあり方にとどまらない議論が必要なのだろう。主権を手にした私たちにとって、象徴とはどうあるべきか。施行されて70年の節目に、問いかけられている。
 
议论不止于退位后的地位是非常有必要的。对于手握主权的我们而言,所谓象征又是什么呢?在宪法即将满70周年之际,让我们问问自己。
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