有这样一位惹人厌的君主。这位殿下和家臣一起下将棋时根本无视既定的规则。当他的马要被吃掉时,会突然一脸倨傲地命令说:“绝对不能吃掉这个子。”虽然家臣很无奈,但也只能遵从。这就是落语《将棋殿下》的故事。
「金銀が目障りだ。取り片付けい」「その駒は、こっちに寄越せ」。そんな調子で殿様は勝ち続ける。負けた方は罰として鉄扇でたたかれる決まりになっており、家来たちの頭はこぶだらけとなる。
“这个金將、银将太碍眼了。给我拿掉”;“这个马,走到这里”。这位殿下就是靠此种下棋方式一路赢下去。对于失败的一方,则用铁扇子敲头以示惩戒,家臣们的头上都是一个个包,几乎没有一块好的皮肤。
こちらも無理な課題を何とかこなし、いろんなところにこぶや傷をつくった役人たちがいたのだろうか。学校法人「加計学園」が獣医学部の新設を認められるまでの経緯についての文書が明らかになった。
那么这里是否也有因为无理的问题而搞得浑身是伤呢?学校法人机构“加计学园”的兽医学院获批之前的种种过程被人写成册子公之于众了。
学園の理事長は、安倍晋三首相とゴルフや食事をともにする友人である。文部科学省が作った文書には、内閣府からの言葉として「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向だと聞いている」などの記述がある。無理を承知で計画を通した跡がうかがえる。
学园的理事长是安倍晋三首相的朋友,经常和他一起打高尔夫和吃饭。在文部科学省编撰的文件中,有着诸如此类的叙述:来自内阁的话“是首相官邸最高层的表态”;“询问首相的意思”。从中可以看出在明知蛮干的情况下,还通过预定计划的蛛丝马迹。
決められたルールにのっとった政治は「法治」と呼ばれ、近代国家の基本となっている。時代をさかのぼれば、権力者の意向がすべての「人治」があった。今回の件がどこまで法治の名にふさわしいのか、首をかしげたくもなる。
遵循既定规则的政治被誉为“法治”,这是近代国家的基础。回溯历史,有着权力者意志的统治全是“人治”。这次的事件究竟有哪些符合法治之名呢?我对此不敢苟同。
落語では最後に、古参の家来が殿様と対局する。規則の大切さを訴えつつ、真剣に盤に向かう。そんな政治家や役人は今のこの国にいないのだろうか。森友学園だけで終わらない政治と行政の闇である。
在上述这则落语的最后,家里的老臣与君主对弈。这位老臣一边痛陈规则的重要性,一边认真地和殿下对弈。当今这个国家,还有这样的政治家吗?在政治和行政的阴暗面,不光只有森友学园。