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童话大师 堪称奇人

时间: 2017-06-30    进入日语论坛
核心提示:自伝といえば、渾身(こんしん)の1冊を晩年に出すのが常識的な線だろう。童話作家アンデルセンは違った。20代で取りかかり、
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自伝といえば、渾身(こんしん)の1冊を晩年に出すのが常識的な線だろう。童話作家アンデルセンは違った。20代で取りかかり、40代早々で刊行した。「私の生涯の物語が私のすべての作品の最上の注釈となるだろう」。みなぎる自己顕示欲に驚く。
 
说起自传,通常情况下都是在晚年出版,用以总结自己的一身。但童话作家安徒生却不按常理出牌。他20岁那年就着手写作,40岁时就早早出版了。“我一生的故事必将成为我所有作品最好的注释。”他急剧膨胀的自我表现欲让人目瞪口呆。
 
不遇な少年時代を送ったせいだろうか。靴職人の父を11歳で失い、13歳の夏には母が再婚して半ば放り出された。身のこなしが鈍く劇団や舞踏団を追われ、自慢の歌唱も声変わりで行き詰まった。
 
或许是少年时代过得不幸吧。他在11岁时失去了当鞋匠的父亲,13岁那年的夏天母亲再婚后几乎被扫地出门。由于身体不灵活,他被赶出剧团和舞蹈团。最后他引以为傲的歌声也因为变声而不再动听。
 
学生時代をふりかえって、「教室で自分を笑いものにした」と校長を恨む。作家となってからは「日陰者扱い」「親切な言葉も友情の一しずくも注がれない」と批評家をののしる。ほめられると有頂天になり、けなされると絶望のふちに沈む人だったらしい。
 
回顾学生时代,他痛恨校长“在教室里把自己当成玩物”。成为作家后,他咒骂评论家是“见不得光的阴谋者”、“完全不给我好脸色看”。一得到赞扬就得意忘形,以遭到贬低就掉进绝望的深渊,他似乎就是这样一个人。
 
デンマークのフュン島にあるその生家をきのう、皇太子さまが訪れた。小さいころから彼の名作の数々に親しんだと聞く。博物館内に再現された書斎に入り、いすに腰をおろした。
 
昨天,皇太子殿下访问了丹麦菲英岛,那是安徒生的故乡。据说殿下从小就非常喜欢他的很多名作。当走进博物馆仿造的书房时,皇太子还坐了一会。
 
失恋を重ね、働き口にも窮したアンデルセンだが、30代で人生が上向く。小説『即興詩人』が評判を呼び、国王から「詩人としての俸給」が支給される。文名が高まった後は充足の日々を送り、「自分は幸運の寵児(ちょうじ)である」と書く。70歳の夏、国葬で送られた。
 
经历过多次失恋,并备受工作困扰的安徒生在30多岁时迎来了人生的转运。小说《即兴诗人》受到人们的欢迎,并获得了国王恩赐的“诗人级别的俸禄”。在名声彰显后,生活变得富足悠闲,他当时写道:“我真是个幸运儿。”他在70岁那年的夏季去世,并得享国葬。
 
人魚姫の実らぬ恋。マッチ売りの少女の死。はだかの王様の愚かさ――。模範的とは言いがたい言動も多々あったようだが、残された物語は人生の諸相を曇りなく描き、世界の子どもの胸の奥にいまも響く。
 
美人鱼公主无果的恋情;卖火柴小姑娘的夭折;赤裸国王的愚蠢……。虽然他有很多堪称经典的言行,但现在唯有他创作的那些直接人生诸相的故事在全世界孩子的心中回荡。
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