哺乳類は知能が発達した動物であり、本能的なところが少なく、経験つまり学習に頼って行動する度合いが高いから、例えば、カイコのように、クワの葉しか食べないといった偏食家はまれで、一般に極端な偏食家は少ないというのがこれまでの通説であった。
[ ① ]、オーストラリア特産のコアラのようにユーカリの葉以外まったく食べないといった頑固者や、ジャイアントパンダのように、ほとんど竹しか食べない偏屈者は例外的と考えられてきた。[ ② ]、詳しく調査するようになって、そのような偏食家が意外に多いことがわかってきた。アフリカのクロサイも、その一例である。
●偏食 好き嫌いが激しく、食べるものが偏っていること
●カイコ 絹糸を取るために飼う虫。クワの葉を食べる
●哺乳類 肺で呼吸をし、体温は一定で、母乳で育つ動物
●度合い 程度
●通説 一般的に広く認められている説
●頑固者 考えや習慣などを変えようとしない人
●コアラ オーストラリアにいる動物
●ユーカリの葉 コアラが食べる葉
●ジャイアントパンダ 大熊猫
●クロサイ アフリカにいる動物
1、[①][②]に入る言葉を選べ。
①そのうえ ②ところで
①それで ②そして
①それに ②ところが
①だから ②だが
2、下線部の「例外的」とは、この文ではどんな意味か
ほかの動物と違って、頑固者で偏食家である
哺乳類なのに、偏食家である
哺乳類はあまり偏食をしない。
哺乳類ほど知能の発達した動物は例外を見ない
3、知能の読み方はどれ
しの
しのう
ちの
ちのう