Q 季節性インフルエンザワクチンは、新型インフルエンザにも効果があるのでしょうか?
A それぞれのワクチンはそれぞれのインフルエンザにしか効果がないと考えられています。季節性インフルエンザワクチンの接種を希望する場合(特に高齢者は接種することが望ましい)は、12月中旬頃までに接種をすることが望ましいとされています。なお、新型インフルエンザワクチンと、季節性インフルエンザワクチンを同時に接種することは医師が必要と認めた場合に可能です。
Q 新型インフルエンザに感染した人でも、新型インフルエンザワクチンの接種が必要ですか?
A 一般的に、新型インフルエンザに感染して発症した方は、免疫を持っていると考えられるため、予防接種をする必要はないと考えられます。ただし、専門の検査(PCR検査等)で新型ウイルスの確認が行われた方のみです。
Q 新型インフルエンザワクチンの効果は、いつからどのくらい持続しますか?
A 効果が期待できるのは、接種後2週間から5か月程度と考えられています。
Q 海外産と国内産は何が異なるのですか?
A 海外で製造されたワクチンは、以下のような点が国内で製造されたワクチンと異なっています。
(1)現時点では国内での使用経験・実積がないこと
(2)国内では使用経験のない免疫補助剤が使用されていること
(3)国内では使用経験のない細胞培養による製造法が用いられているものがあること(国内産は鶏卵培養による製造のみ)
(4)筋肉への注射であること(国内産は皮下への注射)
(5)小児に対しては用量が異なること
今後、海外で承認されていることを前提として、有効性・安全性を確認してから実際の接種をはじめます。
1、高齢者はインフルエンザを予防するためにどうしたらいいですか。
①新型インフルエンザのワクチンを接種する。
②季節性インフルエンザのワクチンを接種する。
③新型インフルエンザか、季節性インフルエンザか、どちらかのワクチンを接種する。
④新型インフルエンザと季節性インフルエンザのどちらのワクチンも接種する。
2、新型インフルエンザのワクチンを接種した方がいいのはどの人か。
①半年前に新型インフルエンザに感染して発症した人。
②一か月前に季節性インフルエンザに感染して発症した人。
③三か月前に国内で国内産の新型インフルエンザワクチンを接種した人。
④一か月前に海外で海外産の新型インフルエンザワクチンを接種した人。