雑談には、表情がある。 | 雑談の技術を磨く30の方法
会社の会議とは違い、雑談には表情があります。
会社の会議では、皆顔を堅くして、表情を殺しています。
皆嬉しいのか楽しいのか、分からない表情をしています。
会議はいつも冷たくて面白くありません。
雑談では、表情がないということはありません。
雑談が雑談らしくあるほど、お互い生き生きした表情になっています。
楽しいときは楽しい表情をして、悲しいときは悲しい表情をします。
そのため、会話の中に感情が入り交じり、よりリアルな内容に感じることができるのです。
「データ」と「体験談」の違いと同じです。
データには、感情がありませんから表情もありません。
「日本人の80パーセントは、死について考えたことがある」と言われても「へえ」となるだけです。
しかし「実は私、死にたいって思ったことがあるの」となると「え、何があったの?」と感情が入ります。
体験談であるだけで、自然と感情が入ってくるのです。
体験談にも、決まって表情があります。
表情は、雑談をより盛り上げてくれる効果があります。
表情のない会話は、単なる「冷たい話し合い」になっているのです。