一つ一つの会話を、短くしよう。 | 雑談の技術を磨く30の方法
話は短すぎることはあっても、長すぎてはいけません。
長すぎる話は、聞くのが疲れます。
雑談は、短いリズムが大切です。
なのに、1人が長い話をしてしまうと、せっかくのリズムが台無しになります。
「昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが……」と話を始められたら、もう雑談できなくなります。
1人が独占して長話をしてしまうだけで、もう「1人談話」になり、雑談が成立しなくなってしまうのです。
自分が話したいことが山ほどあっても、その山を必要なところだけ残し、後はすべてカットする勇気を持つことです。
大切なところだけを話すようにするのです。
そのほうが印象にも残り、リズムもついてきます。
テレビのCMは、必ず短く作られています。
CMは短く作っているから、印象に残ります。
1つのCMが15秒、あるいは30秒の作りになっており、リズミカルになっています。
雑談にも、そのくらいの短さが必要なのです。
短くなければ、雑談らしくなってくれないのです。
私の文章も、短すぎることはあっても、長すぎる文章にだけはしないように気をつけています。
私が短く文章を書くのは、単純な理由です。
長い文章だと、読む気がなくなってしまうのです。
長い文章でたくさんの字を見てしまうと、正直書いている私も読むときにうんざりしてしまいます。
読みやすいように短く書くようにしました。
短い文章であれば「これくらいなら、ちょっと読んでみよう」という気になります。
私は、本当に大切な言葉には、飾りはいらないと思っています。
大切なところだけ表現し、残りの言い足りない部分は、読者の人それぞれのイメージで補うようにしてもらう形を取っています。
短ければ短いほど、印象にも残ります。
雑談は、短すぎることはあっても、長すぎてはいけないのです。