東日本大震災で両親をなくした子どもは、昨日(14日)までに岩手、宮城、福島の3県で101人に上っていることが厚生労働省の調査で分かりました。
厚生労働省によりますと、今回の震災で両親を失った子どもは、昨日までに岩手県で44人、宮城県で43人、福島県で14人となり、三つの県で合わせて101人に上っているということです。このうちほとんどの子どもは親族が受け入れているということですが、宮城県では2人の子どもが、親族がいないなどの理由で福祉施設に入所することになっているということです。厚生労働省は、被災地には依然として両親の行方が分からない子どもや、すでに親族に引き取られている子どもがいるとみられることから、人数はさらに増えるとみています。このため、全国の学校関係者に被災地から転入してきた子どもについての情報提供を呼びかけて、両親をなくした子どもの人数を調べるとともに、それぞれの生活状況を把握して具体的な支援策を検討しています。