和歌山市の淡嶋神社で、ひな人形を海に流し、女の子の幸せを願う「ひな流し」が行われました。
和歌山市加太の淡嶋神社には、おびなの始まりとされる「少彦名命」と、めびなの始まりとされる「神功皇后」がまつられていて、全国各地の女の子をもつ家庭から無事成長したことへの感謝と末永い幸せを願う気持ちを込めて古くなったひな人形が奉納されます。
この1年間には約4万5000体のひな人形が寄せられ、今日(3日)、本殿で供養が行われました。その後、人形はへさきを桃の花や菜の花で飾った3そうの小舟に乗せられ、観光客や地元の人たち約6000人が見守る中、近くの海岸から沖に流されました。人形を乗せた舟に触った女性は幸運に恵まれるという言い伝えもあり、海岸まで舟をかついで歩いた30歳の女性は「3週間後に赤ちゃんが生まれる予定なので、安産を祈願しました」と話していました。