福島第一原発の周辺の風ですが、今日も北から南に向かって吹く見込みで、今夜にかけて、風が次第に強まる見込みです。
気象庁によりますと、福島第一原子力発電所の周辺では、地震のあと観測データが入らずに、風向きや風の強さなどが観測できない状態が続いています。福島第1原子力発電所から南に60キロ余り離れた福島県いわき市の勿来山田では、午前11時現在、4メートルの北西の風が吹いていて、原子力発電所の周辺でも、北から南にかけての弱い風が吹いていると見られています。福島地方気象台によりますと、このあとは次第に冬型の気圧配置が強まるため、風は陸側の北西から海側の南東に向かって徐々に強まるとみられています。