返回首页
当前位置: 首页 »日语阅读 » 日本民间故事 » 正文

为救村子牺牲的甚五郎

时间: 2014-10-22    进入日语论坛
核心提示:江戸時代、但馬(たじま)の豊岡(とよおか)と、出石地方(いずしちほう)の田んぼは、井せきをつくって、そこから水を引いてい
(单词翻译:双击或拖选)
江戸時代、但馬(たじま)の豊岡(とよおか)と、出石地方(いずしちほう)の田んぼは、井せきをつくって、そこから水を引いていたそうです。
 
听说在江户时代,但马的丰岗和出石地方的田地都是做堤坝,然后引水灌溉的。
 
その水によって、その年の稲作の良し悪しが決まるので、水の確保はとても大切でした。
 
那水决定着这一年稻作的好坏,所以水的确保显得尤为重要。
 
新田井(にったい) せきもそのひとつで、井をせき止めする日には奉行まで出てきて、不公平が無いように監督をしていたといわれています。
 
新田堤堰也是其中之一,在拦河的那一天,按照上级命令,要求监督好不出一点差错。
 
そのため井せきのほとりには番小屋までつくられて、夜も昼も厳重な監視が続けられたのです。
 
所以堤坝旁边建了看守人住的小屋,日以继夜得严格看守着。
 
ところが、ひとつ困った事がありました。
 
可是,却有件事让人头痛不已。
 
新田井せきが止められると水かさが増すので、伊豆村(いずむら)は水につかってしまうのです。
 
要是把新田堤坝堵住的话,水量就会增加,会把伊豆村淹掉。
 
村人たちは毎年のように役人にかけあうのですが、いっこうに取り合ってはくれません。
 
村民每年都会向官员反应,可是却完全没有被受理过。
 
そんなある日の事、この村の百姓で甚五郎(じんごろう)という男が、何を思ったのかサンダワラ(→わらで作った米俵のふた)を持って川へ出かけて行きました。
 
有一天,这个村子里一个叫甚五郎的男人好像突然想到什么一样,拿着米袋两端的圆盖子(用稻草做的米袋的盖子)向河流那里跑去。
 
その頃、新田井せきでは相変わらず番人が、厳しい監視を続けています。
 
那时候,在新田堤坝那里,看守人还是像往常一样严格看守着。
 
すると上流の方からサンダワラが流れて来て、水をせき止めてある土俵にあたったのです。
 
然后从河流上方流过来米袋盖子,撞到了土袋子。
 
するとわらで作られた軽いサンダワラなのに、土俵がくずれて水が流れ出したではありませんか。
 
可是明明是用稻草做的很轻的米袋盖子,却撞到了土袋子,让水流了出来。
 
番人は、びっくりです。
 
看守人大吃一惊。
 
そしてそのサンダワラは、来た道をさかのぼって、上流へと帰って行くではありませんか。
 
而且那米袋盖子正顺着来时候的道路往上流回去。
 
「サンダワラが、流れに逆らって上流へ行くとはおかいしい。・・・さては!」番人は鉄砲をとると、サンダワラめがけて、ドスン!と、撃ちました。
 
“米盖子逆流而上真是太奇怪了。・・・莫非是!”看守人举起了抢,瞄准米袋盖子,砰得开了枪。
 
すると、川の水はみるみるまっ赤に染まって、サンダワラを頭にくくりつけた甚五郎の死体が浮いたのです。
 
然后河水看着就被染成了红色,用头顶着米袋盖子的甚五郎的尸体浮了上来。
 
知らせを聞いて駆けつけた村人たちは、「バカじゃのう。下へ流れていれば助かったのに」と、いいながら、村のために死んだ甚五郎に涙したのです。
 
闻讯赶来的村民们虽然嘴上说着:“真笨啊。要是往下游就可以得救的嘛”,一边还是对为村子而死的甚五郎流了眼泪。
 
その後、村では甚五郎を手厚くとむらい、毎年うら盆がくると、田んぼに美しいまんとうの火がともされるのだそうです。
 
听说之后,村子里厚葬了甚五郎,每年盂兰盆会时,都会在田地里点起美丽的长柄纸灯笼。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(1)
50%
踩一下
(1)
50%

[查看全部]  相关评论