很久很久以前,有个小村子夹在山和海之间。
村人は山の木を切ってまきをつくり、船で遠く那覇(なは)の町まで売りに行って暮らしていました。
村民们砍掉山里的树,卷起来,再用船装到很远的那霸镇去卖。
この村には貧乏だけど、名医と評判のお医者さんがいます。
这个村子里住着个医生,虽然很穷,但是据说医术精湛。
ある日のタぐれ、お医者さんのところへ金持ちの娘が一人でたずねてきました。
有一天傍晚,有一个有钱的姑娘来到了医生的地方。
お医者さんは一目で娘が何かの化け物である事を見破りましたが、何も言わずに娘が痛いとうったえるところをみてあげました。
医生一眼就看出了这个姑娘是什么的化身,但是什么都没说,还是替她检查了所说的痛的地方。
「どれどれ。・・・これは!」なんと化け物の耳の中で、一匹のムカデがあばれているのです。
“哪里哪里。・・・这是!”不知道是什么化身的耳朵里,有一只蜈蚣。
「これは大変だ。だがその前に、あんたの正体を現しなさい!」
“这可难办了。不过在那之前,你先现出你的正身吧!”
娘はコクリとうなずいたかと思うと、口から白い霧(きり)を吹き出して一匹の大青竜(だいせいりゅう)になりました。
感觉那姑娘点了点头,然后从嘴里吐出白雾,变成了一条大青龙。
そして目に涙をいっぱいためて、お医者さんを見つめています。
然后眼泪汪汪得盯着医生看。
「おお、よしよし。今に楽にしてあげよう」お医者さんはそう言いながら、竜の耳の中にニワトリを入れてやりました。
“噢噢,好的好的。现在就帮你医治。”医生这样说着,就把一只鸡放进了龙的耳朵里。
さあ、それから青竜の耳の中で、ムカデとニワトリのたたかいがはじまりました。
然后,青龙的耳朵里就展开了一场蜈蚣和鸡的战斗。
ムカデとニワトリは竜の耳の中で大暴れしましたが、竜はジッとガマンしました。
蜈蚣和鸡在龙的耳朵里乱成一团,但是龙却一直忍着。
それから間もなく、竜の耳からニワトリがムカデをくわえて出てきました。
就这样过了一会后,鸡叼着蜈蚣从龙的耳朵里走了出来。
「よかった、よかった。これで大丈夫だ」すっかり元気を取りもどした竜は、お医者さんに竜胆を差し出して、ニワトリには大きな頭を何度も下げて天にのぼっていきました。
“好极了,好极了。这样就没事了。”恢复精神后的龙给了医生龙胆,向着鸡鞠了几个躬后就飞到天上去了。
その後、竜はいくら地上に大雨を降らせていても、そこにニワトリの姿を見つけるとニワトリにケガをさせてはいけないと思い、すぐにおとなしくなったという事です。
据说在那之后,龙不管往地上下多大的雨,只要看到鸡的话,就会想着不要让它受伤,马上就会老实下来。