永井 荷風(ながい かふう、1879年(明治12年)12月3日 - 1959年(昭和34年)4月30日)は、日本の小説家。本名は永井 壮吉(ながい そうきち、旧字体:壯吉)。号に金阜山人(きんぷさんじん)・断腸亭主人(だんちょうていしゅじん)広津柳浪に師事、「地獄の花」などでゾラを紹介。のち、明治末期に耽美享楽の作風に転じた。当代文明への嫌悪を語りながら、江戸戯作の世界に隠れ、花柳界など下層狭斜の風俗を描いた。
代表作
『あめりか物語』(1908年)
『ふらんす物語』(1909年)
『珊瑚集』(1913年、訳詩集)
『腕くらべ』(1918年)
『濹東綺譚』(1937年)
『断腸亭日乗』(1917年 - 1959年、日記)