堀辰雄(ほりたつお)
1904~1953(明治37年~昭和28年)【小説家】婚約者の死をもとに、「風立ちぬ」を執筆。 純粋な愛と死をフランス文学的な叙情で描き上げた。昭和期の小説家。東京都出身。東大卒。一高入学後肺を患い、軽井沢で療養中に関東大震災で母を失う。東京帝国大学に入ると、中野重治と同人誌「驢馬(ろば)」を創刊。1930年(昭和5)「聖家族」で文壇デビュー。軽井沢の療養所で婚約者を失った経験をもとに書かれた「風立ちぬ」では、純粋な愛と生命の美を描いた。ほか代表作に「美しい村」、「かげろふの日記」、「菜穂子」など。
代表作
『聖家族』
『風立ちぬ』
『かげろふの日記』
『菜穂子』
『大和路・信濃路』