ロシアの爆撃機2機が15日、沖縄から北海道まで日本周辺を1周し、自衛隊機が緊急発進、スクランブルしましたが、領空侵犯はありませんでした。
防衛省によりますと、15日朝、ロシア空軍のTU95爆撃機2機が、九州の北の沖合の日本海を南下しているのを自衛隊がレーダーで確認しました。
ロシア機はその後、東シナ海に入り、沖縄本島を大きく回り込んで太平洋に出て、本州や北海道の沖を北上しました。
さらに、北海道の沿岸に沿って再び日本海に入り、15日夜までに遠ざかったということです。
このため、各地にある航空自衛隊基地から戦闘機がスクランブル、緊急発進しましたが、領空侵犯はありませんでした。
防衛省によりますと、おととし9月にも、領空侵犯はなかったものの、同じTU95爆撃機2機が日本を1周していて、防衛省が飛行の目的について分析を進めています。