将棋の里見香奈、史上初の女流五冠に
将棋の第6期マイナビ女子オープン五番勝負、上田初美女王(24)と挑戦者、里見香奈女流四冠(21)の第3局が1日、大阪市の関西将棋会館で行われ、里見女流四冠が129手で勝ち、3連勝で女王を奪取。女流名人、女流王位、女流王将、倉敷藤花と合わせて史上初の女流五冠になった。
1日に大阪市の関西将棋会館で行われた将棋の第6期マイナビ女子オープン五番勝負第3局を制して、史上初の女流五冠になった里見香奈さん(21)。16歳で初めて挑んだ第16期倉敷藤花戦以来、出場した14回のタイトル戦はすべて奪取、防衛を果たしてきた。
この日も中盤で優勢を築くと、女王のタイトルを持つ上田初美さん(24)の猛追をかわして寄せ切った。
残るタイトルは加藤桃子さん(18)が持つ女流王座のみ。挑戦者決定トーナメントを勝ち抜き、今秋に開かれる五番勝負を制すると、全冠制覇となる。