クールな二枚目俳優として、多くのテレビドラマや映画などで活躍した細川俊之さんが、急性硬膜下血腫のため、14日朝早く、東京都内の病院で亡くなりました。70歳でした。
細川さんは福岡県の出身で、大学を中退して劇団の文学座に入り、舞台に立ちながらテレビドラマや映画に出演しました。クールな二枚目俳優として、癖のある悪役からコミカルな役まで幅広くこなし、平成14年に放送されたNHKのドラマ「真夜中は別の顔」に出演し、野心あふれるホテル王の役で存在感のある演技を見せました。ソフトな語り口でナレーターとしても活躍したほか、舞台では、木の実ナナさんと共演したミュージカルの「ショーガール」が15年間に及ぶロングランになりました。細川さんは平成16年に大阪芸術大学の教授に就任し、今月も演技と演出の授業を予定していましたが、12日、都内の自宅で転倒した際、頭を強く打って病院に運ばれ、14日朝早く、急性硬膜下血腫のため、亡くなりました。