南アフリカでは、大雨による洪水でこれまでに32人が死亡、隣国のモザンビークでも10人が死亡するなど、被害が広がっています。南アフリカ政府では、国内の主要なダムに軍を派遣してダムの決壊に備えるとしているほか、9つの州のうち7つの州を災害地域に指定して厳重な警戒を呼びかけています。
雨季を迎えている南アフリカでは、先月末からほぼ全域で大雨が降り続き、各地で洪水が発生しています。南アフリカ政府によりますと、17日には首都プレトリア近郊を流れる川から大量の水があふれ、救助に当たっていた消防隊員が死亡するなど、各地で起きた洪水でこれまでに32人が死亡しました。また、7人が行方不明になっています。南アフリカ政府では、国内の主要なダムに軍を派遣してダムの決壊に備えるとしているほか、9つの州のうち7つの州を災害地域に指定して厳重な警戒を呼びかけています。また、隣国のモザンビークでも大雨の影響で洪水が発生し、少なくとも10人が死亡、1万3000人が家を失うなど、被害が広がっています。