日本一のリンゴの産地、青森県弘前市で、リンゴの木から余分な枝を切り落とす、せんてい作業の大会が開かれ、農家の若者たちが技術を競いました。
この大会は、おいしいリンゴの実を育てるために欠かせない、せんていの技術を高めてもらおうと、毎年開かれています。18日は、弘前市内の農園に、リンゴ栽培に取り組む22歳から37歳までの若手後継者およそ30人が集まり、ベテランの指導員から、せんていのコツについて教わったあと、それぞれのリンゴの木に分かれて競技を開始しました。実がなる部分に日が当たるよう枝が切り落とされているかなどが審査の対象で、若者たちは1本1本の枝の向きに気を配りながら、専用のはさみやのこぎりを使って、手際よく切り落としていました。参加した人たちは「リンゴの木は毎年変化するので、枝の特徴を考えながら作業をするのは難しい」とか「せんていの技術を高めることで、形や味がよいリンゴを作っていきたい」と話していました。