海で起きた事件や事故を通報する電話番号「118番」を広く知ってもらおうと、松山港で、18日、海上保安部が巡視艇でPR活動を行いました。
海上保安庁は、海で起きた事件や事故の通報を受け付ける「118番」を広く知ってもらおうと、ことしから1月18日を「118番の日」として全国でPRしていくことになりました。このうち、松山港では、松山海上保安部の巡視艇「いよざくら」が出て、電光掲示板に「118番の日」と表示しながら巡回し、海上保安官が近くにいた小型船などに、海で事件や事故が起きた場合は118番に通報するようマイクで呼びかけました。「118番」は平成12年に運用が始まりましたが、海上保安庁によりますと、運用を始めてから去年までの通報のうち、およそ99%が間違い電話やいたずらなど無効な通報だったということです。松山海上保安部管理課の山下只文渉外係長は「救助が必要なときに間違い電話などで対応が遅れる。海の安全のため、本当に必要なときに118番を利用してもらいたい」と話していました。