アメリカのァ⌒マ大統領は、キューバのグアンタナモ収容所に拘束している外国人の裁判について、就任直後から停止してきた特別軍事法廷での審理を再開する方針を示し、ァ⌒マ大統領が公約に掲げてきた収容所の早期閉鎖は事実上難しくなっています。
ァ⌒マ大統領は、国際社会から強く批判されてきたキューバにあるグアンタナモ収容所について、2年前の就任直後に、特別軍事法廷での審理を停止し、1年以内に収容所を閉鎖する方針を打ち出しましたが、収容者をアメリカ国内に移送することに議会が強く反発し、閉鎖のめどは立っていません。こうしたなかで、ァ⌒マ大統領は7日、2年間にわたって停止してきた特別軍事法廷について、司法手続きの改善が図られたとして、新たな審理を再開する方針を明らかにしました。また、アメリカに重大な脅威を与えるおそれがあるものの証拠が不十分で起訴できない収容者については、拘束が適当かどうかの定期的な評価を義務づける一方で、必要が認められれば拘束を続ける考えを改めて明らかにしました。ホワイトハウスは、収容所の閉鎖を目指す大統領の方針には変更はないと強調していますが、今回の決定によって、ァ⌒マ大統領が公約に掲げてきたグアンタナモ収容所の早期閉鎖は事実上難しくなっています。