映像が立体的に見える3Dのテレビの販売が広がるなか、大手電機メーカーの「ソニー」は、今月から3D対応のパソコンを発売することになりました。
「ソニー」が今月19日から発売するのは、専用の眼鏡をかけると、3Dに対応したテレビ番組やブルーレイの映像ソフトなどを立体的に見ることができるパソコンです。価格は25万円程度を見込んでおり、残像を防ぐ独自の手法で鮮明な3D映像を見ることができるとしています。ソニーマーケティングの剣持開さんは「3Dはテレビなどで投入してきたが、パソコンでも今後、力を入れていきたい」と話しています。この分野では、「富士通」が先月から眼鏡をかけずに映像が立体的に見えるパソコンを発売したほか、「東芝」や「NEC」も眼鏡をかけるタイプの3D対応のパソコンを発売しています。さらに台湾メーカーも、10万円を下回る低価格の3D対応のパソコンを売り出しており、この分野での販売競争が激しさを増しています。