フィリピンの首都マニラで1日夜、東日本大震災の被災者を支援するチャリティーコンサートが開かれました。
マニラ首都圏マカティ市で開かれたコンサートには、国内で活躍するフィリピン人や日本人などの歌手やグループおよそ30組が出演しました。会場では、壊滅的な被害を受けた被災地の写真がスクリーンに映し出されるなか、歌手らが日本を励ます歌を歌い、このうちマニラで生まれ育ったジャズ歌手の横川愛作さんは「上を向いて歩こう」を披露しました。会場の外には被災者へのメッセージを記すコーナーも設けられ、訪れた人たちが「決してあきらめないでください」「いつもあなたたちとともにいます」などと励ましのメッセージを書き込んでいました。コンサートを呼びかけたジャズ歌手のサンドラ?ビライさんは「日本のアーティストと共演することも多く、これまでフィリピンが日本から受けた恩に少しでも応えたい」と話していました。この日、集まった義援金は、すべて日本赤十字社に寄付されることになっています。